2026年10月21日の日経平均は、前日比545円82銭高(0.85%高)の6万4621円24銭で、3日ぶりに反発しました。銀行業は2.33%高、保険業は2.12%高となり、前日に大きく下げた業種にも買い戻しが入りました。
ただし、ぺろりんラジオの独自比較では、今日の上昇で戻したのは19日・20日の下げの約44%です。銀行業も2日間では約2.1%安。「今日は上がった」と「下げを取り戻した」は分けて見る必要があります。
本記事では、反発の広がり、銀行・保険の前日比較、増配発表後のGMOグローバルサイン・ホールディングスの株価と配当利回りを整理します。情報の基準は日本株が21日終値、米国株が20日終値、ドル円が21日17時です。
日経平均は反発したものの、朝の高値からは伸び悩み
フィスコによると、日経平均は810円53銭高の6万4885円95銭で始まりました。Media-IRは9時29分ごろに6万5404円63銭まで上げたと伝えています。終値は6万4621円24銭で、高値からは783円39銭押し戻されました。
| 指標 | 10月21日終値 | 前日比 |
|---|
| 日経平均 | 64,621.24円 | +545.82円(+0.85%) |
| TOPIX | 4,043.73 | +34.52(+0.86%) |
株探によると、前日まで売られていたAI・半導体関連株が買い戻され、前日の米ダウ上昇などが支えになりました。一方、フィスコは6万5000円を超えると戻り待ちの売りが出たことや、後場の半導体株の伸び悩みを伝えています。これらは報道による相場背景の説明です。
フィスコの寄与度集計では、アドバンテストが約122円、ソフトバンクグループが約55円の押し上げ。2銘柄合計は約178円とされています。アドバンテスト1銘柄の押し上げは、今日の上昇幅の約22%に相当します(概数を使った独自計算)。
独自比較:2日間の下げを、どこまで戻したか
前日の記事では、下げが市場全体に広がったことを確認しました。今日は、同じ指標で戻りの範囲を並べます。日経平均とTOPIXの回復割合は、下げ幅に対する今日の上げ幅の比率です。銀行業は日々の騰落率を掛け合わせた概算です。
| 比較対象 | 前日までの動き | 21日の反発を含む比較 |
|---|
| 日経平均・19〜20日の下げ | 2日で1,248.87円安 | 約44%を回復、703.05円は戻らず |
| 日経平均・20日の下げ | 841.28円安 | 約65%を回復、295.46円は戻らず |
| TOPIX・20日の下げ | 58.27ポイント安 | 約59%を回復 |
| 銀行業・20〜21日の変化 | 20日は4.33%安 | 21日の2.33%高を含め、2日で約2.1%安 |
※ぺろりんラジオの独自計算。市場の終値・騰落率からの比較であり、将来の値動きの予想ではありません。
東証プライムの値下がり銘柄数は、20日の1,181から21日は521へ、660銘柄減りました。21日の値上がりは982銘柄で全体の約63%。値上がりが多数となった一方で、前日までの下げをすべて戻したわけではないことが分かります。
前日の状況は、10月20日の日本株:下げは市場全体へで詳しく整理しています。
高配当株で注目される銀行・保険は反発
東証33業種では24業種が上昇、9業種が下落しました。上昇率の上位は非鉄金属2.62%、銀行業2.33%、保険業2.12%です。
| 業種 | 10月20日 | 10月21日 |
|---|
| 銀行業 | −4.33% | +2.33% |
| 保険業 | −2.59% | +2.12% |
| 卸売業 | −1.26% | +0.64% |
| 電気・ガス業 | +0.28% | +0.51% |
三菱UFJフィナンシャル・グループの21日終値は3,431円で、80円高(2.39%高)。ただし、20日の127円安と合わせると、2日間では差し引き47円安です。業種全体でも個別株でも、反発した日の騰落率だけでは戻りの程度は分かりません。
電気・ガス業は19日から3日続けて上昇しました。一方、21日の小売業は0.88%安で、前日と業種の強弱が入れ替わっています。
高配当株を見るときも、まず自分の保有銘柄が属する業種の動きと、個別企業の業績・配当予想の変更を分けて確認すると整理しやすくなります。業種の上昇そのものが、配当の増加を意味するわけではありません。
GMOグローバルサインは増配発表後に290円高、利回りは低下
GMOグローバルサイン・ホールディングス(3788)は19日の取引終了後、年間配当予想を59.67円から74.35円へ引き上げると発表しました。21日の終値は2,645円で、前日比220円高(9.07%高)。発表前の19日終値2,355円からは、2日間で290円高(12.31%高)です。
| 比較時点 | 終値 | 新しい配当予想での利回り |
|---|
| 10月19日・発表前 | 2,355円 | 約3.16% |
| 10月20日 | 2,425円 | 約3.07% |
| 10月21日 | 2,645円 | 約2.81% |
※すべて新しい年間配当予想74.35円を各日の終値で割った独自計算です。19日の3.16%は発表前の株価へ新予想を当てはめた比較値で、当時の予想利回りではありません。
配当予想が同じでも、株価が上がると、これから買う場合の利回りは下がります。 21日終値で100株を購入する場合は26万4,500円(手数料等を除く)、新予想による年間配当は税引前7,435円です。
会社開示では、純利益予想を引き上げる一方、売上高と営業利益の予想は据え置いています。上方修正には子会社株式の譲渡に伴う特別利益などが含まれます。増配の継続性を考える際は、本業の利益と一時的な利益を分けて見ることが判断材料になります。
株探は21日の上昇について、セキュリティー関連の一角としての買いや、電子署名サービスのAI連携機能を紹介しています。「増配発表後に上昇した」という時系列と、上昇の原因は分けて捉えます。
米国株・金利・為替は基準時点をそろえて確認
| 指標・基準時点 | 水準 | 前回との比較 |
|---|
| ダウ平均・米国20日終値 | 52,495.88ドル | +529.85ドル |
| ナスダック総合・米国20日終値 | 26,424.82 | −6.07ポイント |
| 米10年債利回り・米財務省20日公表値 | 5.12% | 前日比−0.03ポイント |
| ドル円・日銀21日17時 | 158.12〜14円 | 20日17時は158.07〜09円 |
フィスコは、原油安と良好な企業決算がダウを支えた一方、AI投資の負担への警戒がハイテク株の重荷になったと伝えています。米国株の終値と日本市場の21日終値は、同じ日付の取引ではない点にも注意が必要です。
今後は米国の大型決算と日米の金融政策
21日(米国時間)はテスラ・メタの決算発表、IBMの決算電話会議が予定されています。日本時間の21日夜に見る場合、これから公表される予定として区別します。
| 日程 | 注目する予定 |
|---|
| 10月21日・米国時間 | テスラ・メタ決算(取引終了後)、IBM決算電話会議(米東部17時) |
| 10月23日8時30分 | 全国消費者物価指数・9月分 |
| 10月27・28日 | 米FOMC |
| 10月29・30日 | 日銀金融政策決定会合 |
| 10月30日 | TOPIX初回の定期入替 |
米国の大型決算、国内物価統計、日米の金融政策などが続きます。米国の日程は現地時間です。確認するのは、決算発表後もAI関連株の買い戻しが続くか、銀行株が前日までの下げをどこまで取り戻すか、日米の金融政策の発表内容です。予定は変更される場合があります。
まとめ:反発の大きさと、下げを戻した範囲を分ける
21日は日経平均・TOPIXともに反発し、銀行・保険にも買いが戻りました。ただし、日経平均が19日・20日の下げを戻した割合は約44%、銀行業は2日間では約2.1%安です。
GMOグローバルサインの例では、増配後の株価上昇により、新しい配当予想を使った利回りは3.16%から2.81%へ低下しました。日々の株価と、配当予想・業績の変更を別々に確認することが、高配当株の状況を見誤らないための手がかりになります。
主な出典
本記事は市場動向と比較結果を整理したもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
運営者プロフィール
この記事の前提
本記事は、筆者が実際に行っている高配当株投資、配当金管理、株主優待利用の記録をもとに作成しています。記事内の数値や見解は、公開日または最終更新日時点の情報です。
出典・確認日
配当金や保有状況は、証券口座の入金履歴、資産管理シート、企業IR・公式資料などを確認して整理しています。確認日:2026年10月21日
投資助言ではありません
本記事は特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断は、ご自身のリスク許容度や資産状況を踏まえて行ってください。
運営者や情報の扱い方については、運営者情報、編集方針・情報の出典、プライバシーポリシー、お問い合わせをご確認ください。
投資ニュース解説
日経平均545円高、2日間の下げの約44%を回復|10月21日の銀行株と増配銘柄
2026年10月21日の日経平均は、前日比545円82銭高(0.85%高)の6万4621円24銭で、3日ぶりに反発しました。銀行業は2.33%高、保険業は2.12%高となり、前日に大きく下げた業種にも買い戻しが入りました。
ただし、ぺろりんラジオの独自比較では、今日の上昇で戻したのは19日・20日の下げの約44%です。銀行業も2日間では約2.1%安。「今日は上がった」と「下げを取り戻した」は分けて見る必要があります。
本記事では、反発の広がり、銀行・保険の前日比較、増配発表後のGMOグローバルサイン・ホールディングスの株価と配当利回りを整理します。情報の基準は日本株が21日終値、米国株が20日終値、ドル円が21日17時です。
日経平均は反発したものの、朝の高値からは伸び悩み
フィスコによると、日経平均は810円53銭高の6万4885円95銭で始まりました。Media-IRは9時29分ごろに6万5404円63銭まで上げたと伝えています。終値は6万4621円24銭で、高値からは783円39銭押し戻されました。
株探によると、前日まで売られていたAI・半導体関連株が買い戻され、前日の米ダウ上昇などが支えになりました。一方、フィスコは6万5000円を超えると戻り待ちの売りが出たことや、後場の半導体株の伸び悩みを伝えています。これらは報道による相場背景の説明です。
フィスコの寄与度集計では、アドバンテストが約122円、ソフトバンクグループが約55円の押し上げ。2銘柄合計は約178円とされています。アドバンテスト1銘柄の押し上げは、今日の上昇幅の約22%に相当します(概数を使った独自計算)。
独自比較:2日間の下げを、どこまで戻したか
前日の記事では、下げが市場全体に広がったことを確認しました。今日は、同じ指標で戻りの範囲を並べます。日経平均とTOPIXの回復割合は、下げ幅に対する今日の上げ幅の比率です。銀行業は日々の騰落率を掛け合わせた概算です。
※ぺろりんラジオの独自計算。市場の終値・騰落率からの比較であり、将来の値動きの予想ではありません。
東証プライムの値下がり銘柄数は、20日の1,181から21日は521へ、660銘柄減りました。21日の値上がりは982銘柄で全体の約63%。値上がりが多数となった一方で、前日までの下げをすべて戻したわけではないことが分かります。
前日の状況は、10月20日の日本株:下げは市場全体へで詳しく整理しています。
高配当株で注目される銀行・保険は反発
東証33業種では24業種が上昇、9業種が下落しました。上昇率の上位は非鉄金属2.62%、銀行業2.33%、保険業2.12%です。
三菱UFJフィナンシャル・グループの21日終値は3,431円で、80円高(2.39%高)。ただし、20日の127円安と合わせると、2日間では差し引き47円安です。業種全体でも個別株でも、反発した日の騰落率だけでは戻りの程度は分かりません。
電気・ガス業は19日から3日続けて上昇しました。一方、21日の小売業は0.88%安で、前日と業種の強弱が入れ替わっています。
高配当株を見るときも、まず自分の保有銘柄が属する業種の動きと、個別企業の業績・配当予想の変更を分けて確認すると整理しやすくなります。業種の上昇そのものが、配当の増加を意味するわけではありません。
GMOグローバルサインは増配発表後に290円高、利回りは低下
GMOグローバルサイン・ホールディングス(3788)は19日の取引終了後、年間配当予想を59.67円から74.35円へ引き上げると発表しました。21日の終値は2,645円で、前日比220円高(9.07%高)。発表前の19日終値2,355円からは、2日間で290円高(12.31%高)です。
※すべて新しい年間配当予想74.35円を各日の終値で割った独自計算です。19日の3.16%は発表前の株価へ新予想を当てはめた比較値で、当時の予想利回りではありません。
配当予想が同じでも、株価が上がると、これから買う場合の利回りは下がります。 21日終値で100株を購入する場合は26万4,500円(手数料等を除く)、新予想による年間配当は税引前7,435円です。
会社開示では、純利益予想を引き上げる一方、売上高と営業利益の予想は据え置いています。上方修正には子会社株式の譲渡に伴う特別利益などが含まれます。増配の継続性を考える際は、本業の利益と一時的な利益を分けて見ることが判断材料になります。
株探は21日の上昇について、セキュリティー関連の一角としての買いや、電子署名サービスのAI連携機能を紹介しています。「増配発表後に上昇した」という時系列と、上昇の原因は分けて捉えます。
米国株・金利・為替は基準時点をそろえて確認
フィスコは、原油安と良好な企業決算がダウを支えた一方、AI投資の負担への警戒がハイテク株の重荷になったと伝えています。米国株の終値と日本市場の21日終値は、同じ日付の取引ではない点にも注意が必要です。
今後は米国の大型決算と日米の金融政策
21日(米国時間)はテスラ・メタの決算発表、IBMの決算電話会議が予定されています。日本時間の21日夜に見る場合、これから公表される予定として区別します。
確認するのは、決算発表後もAI関連株の買い戻しが続くか、銀行株が前日までの下げをどこまで取り戻すか、日米の金融政策の発表内容です。予定は変更される場合があります。
まとめ:反発の大きさと、下げを戻した範囲を分ける
21日は日経平均・TOPIXともに反発し、銀行・保険にも買いが戻りました。ただし、日経平均が19日・20日の下げを戻した割合は約44%、銀行業は2日間では約2.1%安です。
GMOグローバルサインの例では、増配後の株価上昇により、新しい配当予想を使った利回りは3.16%から2.81%へ低下しました。日々の株価と、配当予想・業績の変更を別々に確認することが、高配当株の状況を見誤らないための手がかりになります。
主な出典
本記事は市場動向と比較結果を整理したもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
運営者プロフィール
この記事の前提
本記事は、筆者が実際に行っている高配当株投資、配当金管理、株主優待利用の記録をもとに作成しています。記事内の数値や見解は、公開日または最終更新日時点の情報です。
出典・確認日
配当金や保有状況は、証券口座の入金履歴、資産管理シート、企業IR・公式資料などを確認して整理しています。確認日:2026年10月21日
投資助言ではありません
本記事は特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断は、ご自身のリスク許容度や資産状況を踏まえて行ってください。
運営者や情報の扱い方については、運営者情報、編集方針・情報の出典、プライバシーポリシー、お問い合わせをご確認ください。
ぺろり
地方在住の35歳会社員。妻と子どもの3人家族、住宅ローンあり、車2台必須の家計で高配当株投資を継続中。2025年の税引後年間配当は790,742円、2021年から2026年6月までの税引後受取配当は累計3,210,166円です。SBI証券・楽天証券の実入金データをもとに、毎月の配当実績、株主優待、配当管理アプリ、新NISAを実体験ベースで記録しています。
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