積水化学工業の年間配当予想は82円、インソースは36円です。今回の確認で大切なのは、どちらも「1円増」という見出しだけで比べず、何に対して増えたのかをそろえることです。
積水化学は今期予想の上方修正、インソースは前期の記念配当を含む総額と今期予想の比較です。ぺろりんラジオで確認した配当の内訳と100株換算を使い、休み明けに見る順番を整理します。
この記事の基準日は2026年11月3日です。配当額はすべて1株当たり・税引前で、将来分は会社予想です。
東証の休場日には、企業の発表と株価の時点を分ける
11月3日は文化の日で、東京証券取引所の現物市場は休場です。一方、大阪取引所では祝日取引が実施されます。現物市場が休みでも先物は動くため、先物の値動きをそのまま「今日の持ち株の下落」と読み替えないようにします。
先物と現物は商品も価格形成も異なります。休み明けの寄り付きや、個別銘柄の値動きが同じになるとは限りません。高配当株を確認する際は、相場の動きに加え、企業が発表した配当の条件と業績を別に読むことが必要です。
出典:JPX・営業時間/休業日一覧、JPX・祝日取引
積水化学:年間81円の予想を82円へ修正
積水化学工業(4204)は10月30日に中間配当を41円と決定しました。従来の中間予想40円からの増額です。期末予想は41円で、年間予想は81円から82円となりました。
前期の年間配当は80円です。「従来の今期予想との比較」と「前期実績との比較」では比較対象が違うため、表で分けて確認します。
中間の決定額と期末の予想額を区別します。株主還元方針には、連結配当性向40%以上、DOE3.5%以上、累進配当が掲げられています。配当性向は利益に対してどれだけ配当へ回すか、DOEは自己資本に対してどれだけ配当を出すかを見る指標です。累進配当も含めた方針と、実際の業績・資金の余力をあわせて確認する必要があります。
出典:積水化学・中間配当のお知らせ(10月30日)、積水化学・株主還元方針
インソース:35円には記念配当が含まれる
インソース(6200)は11月2日の決算発表で、2027年9月期の年間配当を36円と予想しました。前期の35円との比較では1円増です。ただし、前期の35円には普通配当29円50銭と記念配当5円50銭が含まれています。
ぺろりんラジオでは、前期の普通配当29円50銭を基準にすると今期予想36円との差は6円50銭になる点も確認しました。前期総額との比較と、記念配当を除いた比較は別物です。どちらの数字を使っているかを示すと、増配の中身を読み違えにくくなります。
比較の基準を明示すると、増配の中身を読み違えにくくなります。配当は期末のみの年1回です。今期の予想配当性向は61.0%で、配当の継続性を見るには利益予想の進み具合も確認したいところです。配当額が増えたという事実だけで、将来も増配が続くとは判断できません。
出典:インソース・2026年9月期決算短信(11月2日、1ページ)
100株で比べると、年間の予想配当はいくらか
動画で確認した100株換算では、積水化学の年間予想配当は8,200円、インソースは3,600円です。どちらも税引前で、今後の予想が実現した場合の金額です。
この表は受取額の規模と入金の分かれ方を見るための比較です。100株を購入するための金額は銘柄ごとに異なります。配当の絶対額だけで有利・不利を決めず、購入を検討する価格、業績、配当方針を組み合わせて確認します。
休み明けは、発表後の反応を混同しない
積水化学の発表は10月30日の取引終了後で、11月2日は発表後の取引日です。一方、インソースの発表は11月2日の取引終了後で、11月3日は現物市場が休みです。インソースの11月2日の終値を、今回の決算・配当発表への反応として扱うことはできません。
発表前の株価と発表後の反応を区別します。インソースは11月4日の現物取引で発表後の反応を確認することになります。ただし、その日の値動きには決算・配当以外の相場要因も含まれます。上がった・下がったという結果だけから、原因を増配一つに絞らないことも大切です。
今回の比較から使える確認手順
今回の2社を読むうえでは、次の順に整理すると比較のずれを減らせます。
- 対象期と比較基準をそろえる。前期実績との比較か、今期予想の修正かを確認する。
- 普通配当・記念配当と、決定額・予想額を分ける。
- 配当方針を読み、利益が変わった場合の配当への影響を確認する。
- 開示時刻より後の株価で反応を見て、購入を検討する価格で利回りを確認する。
今回の2社比較を、次の増配ニュースにも使える確認手順に整理。積水化学は今期予想の修正と前期比を分け、インソースは記念配当を含む前期総額と普通配当の基準を分ける。これが今回の増配ニュースで押さえておきたい点です。休み明けも、株価の動きと配当を支える条件をあわせて確認していきましょう。
出典・確認日
会社開示の発表日は積水化学が2026年10月30日、インソースが11月2日です。各社資料・JPXの確認日は11月3日です。本文中のリンクから元資料を確認できます。
本記事はニュースと配当情報を整理したもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。配当・業績予想は変更される場合があります。投資判断は、ご自身の責任で行ってください。
この記事の前提
本記事は、筆者が実際に行っている高配当株投資、配当金管理、株主優待利用の記録をもとに作成しています。記事内の数値や見解は、公開日または最終更新日時点の情報です。
出典・確認日
配当金や保有状況は、証券口座の入金履歴、資産管理シート、企業IR・公式資料などを確認して整理しています。確認日:2026年11月3日
投資助言ではありません
本記事は特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断は、ご自身のリスク許容度や資産状況を踏まえて行ってください。
運営者や情報の扱い方については、運営者情報、編集方針・情報の出典、プライバシーポリシー、お問い合わせをご確認ください。
投資ニュース解説
積水化学は82円、インソースは36円へ|11月3日の増配確認と記念配当の見方
積水化学工業の年間配当予想は82円、インソースは36円です。今回の確認で大切なのは、どちらも「1円増」という見出しだけで比べず、何に対して増えたのかをそろえることです。
積水化学は今期予想の上方修正、インソースは前期の記念配当を含む総額と今期予想の比較です。ぺろりんラジオで確認した配当の内訳と100株換算を使い、休み明けに見る順番を整理します。
この記事の基準日は2026年11月3日です。配当額はすべて1株当たり・税引前で、将来分は会社予想です。
東証の休場日には、企業の発表と株価の時点を分ける
11月3日は文化の日で、東京証券取引所の現物市場は休場です。一方、大阪取引所では祝日取引が実施されます。現物市場が休みでも先物は動くため、先物の値動きをそのまま「今日の持ち株の下落」と読み替えないようにします。
先物と現物は商品も価格形成も異なります。休み明けの寄り付きや、個別銘柄の値動きが同じになるとは限りません。高配当株を確認する際は、相場の動きに加え、企業が発表した配当の条件と業績を別に読むことが必要です。
出典:JPX・営業時間/休業日一覧、JPX・祝日取引
積水化学:年間81円の予想を82円へ修正
積水化学工業(4204)は10月30日に中間配当を41円と決定しました。従来の中間予想40円からの増額です。期末予想は41円で、年間予想は81円から82円となりました。
前期の年間配当は80円です。「従来の今期予想との比較」と「前期実績との比較」では比較対象が違うため、表で分けて確認します。
株主還元方針には、連結配当性向40%以上、DOE3.5%以上、累進配当が掲げられています。配当性向は利益に対してどれだけ配当へ回すか、DOEは自己資本に対してどれだけ配当を出すかを見る指標です。累進配当も含めた方針と、実際の業績・資金の余力をあわせて確認する必要があります。
出典:積水化学・中間配当のお知らせ(10月30日)、積水化学・株主還元方針
インソース:35円には記念配当が含まれる
インソース(6200)は11月2日の決算発表で、2027年9月期の年間配当を36円と予想しました。前期の35円との比較では1円増です。ただし、前期の35円には普通配当29円50銭と記念配当5円50銭が含まれています。
ぺろりんラジオでは、前期の普通配当29円50銭を基準にすると今期予想36円との差は6円50銭になる点も確認しました。前期総額との比較と、記念配当を除いた比較は別物です。どちらの数字を使っているかを示すと、増配の中身を読み違えにくくなります。
配当は期末のみの年1回です。今期の予想配当性向は61.0%で、配当の継続性を見るには利益予想の進み具合も確認したいところです。配当額が増えたという事実だけで、将来も増配が続くとは判断できません。
出典:インソース・2026年9月期決算短信(11月2日、1ページ)
100株で比べると、年間の予想配当はいくらか
動画で確認した100株換算では、積水化学の年間予想配当は8,200円、インソースは3,600円です。どちらも税引前で、今後の予想が実現した場合の金額です。
この表は受取額の規模と入金の分かれ方を見るための比較です。100株を購入するための金額は銘柄ごとに異なります。配当の絶対額だけで有利・不利を決めず、購入を検討する価格、業績、配当方針を組み合わせて確認します。
休み明けは、発表後の反応を混同しない
積水化学の発表は10月30日の取引終了後で、11月2日は発表後の取引日です。一方、インソースの発表は11月2日の取引終了後で、11月3日は現物市場が休みです。インソースの11月2日の終値を、今回の決算・配当発表への反応として扱うことはできません。
インソースは11月4日の現物取引で発表後の反応を確認することになります。ただし、その日の値動きには決算・配当以外の相場要因も含まれます。上がった・下がったという結果だけから、原因を増配一つに絞らないことも大切です。
今回の比較から使える確認手順
今回の2社を読むうえでは、次の順に整理すると比較のずれを減らせます。
積水化学は今期予想の修正と前期比を分け、インソースは記念配当を含む前期総額と普通配当の基準を分ける。これが今回の増配ニュースで押さえておきたい点です。休み明けも、株価の動きと配当を支える条件をあわせて確認していきましょう。
出典・確認日
会社開示の発表日は積水化学が2026年10月30日、インソースが11月2日です。各社資料・JPXの確認日は11月3日です。本文中のリンクから元資料を確認できます。
本記事はニュースと配当情報を整理したもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。配当・業績予想は変更される場合があります。投資判断は、ご自身の責任で行ってください。
この記事の前提
本記事は、筆者が実際に行っている高配当株投資、配当金管理、株主優待利用の記録をもとに作成しています。記事内の数値や見解は、公開日または最終更新日時点の情報です。
出典・確認日
配当金や保有状況は、証券口座の入金履歴、資産管理シート、企業IR・公式資料などを確認して整理しています。確認日:2026年11月3日
投資助言ではありません
本記事は特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断は、ご自身のリスク許容度や資産状況を踏まえて行ってください。
運営者や情報の扱い方については、運営者情報、編集方針・情報の出典、プライバシーポリシー、お問い合わせをご確認ください。
ぺろり
地方在住の35歳会社員。妻と子どもの3人家族、住宅ローンあり、車2台必須の家計で高配当株投資を継続中。2025年の税引後年間配当は790,742円、2021年から2026年6月までの税引後受取配当は累計3,210,166円です。SBI証券・楽天証券の実入金データをもとに、毎月の配当実績、株主優待、配当管理アプリ、新NISAを実体験ベースで記録しています。
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