この記事でわかること
- 2026年12月31日基準分から変わる優待額
- 100株から1,000株までの変更前後
- 優待券の額面と新しい利用条件
- 2025年と2026年の二段階の制度変更
この記事の立場
ジャパンクラフトホールディングス(7135)は、2026年8月10日に株主優待制度の変更を発表しました。
結論から言うと、100株など少数株主には大幅な縮小です。一方、1,000株以上では年額が維持され、3年以上保有は一部拡充されます。金額だけでなく、優待券の額面と利用条件も変わるため、保有株数と継続保有期間の両方を確認する必要があります。
結論|100株保有者には大幅な改悪
100株を1年以上継続保有する場合、優待額は年4,000円分から年500円分になります。3年以上継続保有でも、年6,000円分から年500円分です。
100株以上200株未満は、これまで6月末と12月末の年2回が基準日でした。変更後は6月30日の年1回、500円分となります。
一方、1,000株を3年以上継続保有する場合は、優待券が年12,000円分から年13,000円分へ増えます。少数株主への配分を大きく縮小し、保有株数の多い株主を相対的に厚くする変更といえます。
実際に優待で手芸キットを購入し、家族で楽しめた経験があるだけに、今回の変更は残念です。少なくとも優待目的で100株から保有を検討する人に対しては、今回の改悪後はおすすめできる優待銘柄ではなくなったと感じています。
ジャパンクラフトの株主優待はいつから変わる?
新制度は、2026年12月31日を基準日とする株主優待から適用されます。発表日は2026年8月10日です。
なお、変更後の100株以上200株未満は6月30日の年1回のみです。制度の変更開始日は2026年12月31日ですが、この保有区分には12月末基準の優待券がありません。
変更前後の優待額を比較
代表的な保有株数ごとに、年間の優待券額を比較します。変更前は100~199株、200~599株、600株以上の3区分でしたが、変更後は5区分になります。
| 保有株数 | 変更前 1年以上 | 変更前 3年以上 | 変更後 1年以上 | 変更後 3年以上 |
|---|---|---|---|---|
| 100株 | 年4,000円分 | 年6,000円分 | 年500円分 | 年500円分 |
| 200株 | 年6,000円分 | 年8,000円分 | 年1,000円分 | 年1,000円分 |
| 500株 | 年6,000円分 | 年8,000円分 | 年3,000円分 | 年4,000円分 |
| 700株 | 年10,000円分 | 年12,000円分 | 年5,000円分 | 年7,000円分 |
| 1,000株 | 年10,000円分 | 年12,000円分 | 年10,000円分 | 年13,000円分 |
※年額は公式IRの各基準日あたりの金額を年換算したものです。1,000株以上・1年以上継続保有者への年1回の特別優待品は表の金額に含めていません。
100株・200株・500株・700株・1,000株の具体例
- 100株:1年以上・3年以上とも年500円分。基準日は6月30日のみ
- 200株:1年以上・3年以上とも500円分×年2回、合計年1,000円分
- 500株:1年以上は1,500円分×年2回、3年以上は2,000円分×年2回
- 700株:1年以上は2,500円分×年2回、3年以上は3,500円分×年2回
- 1,000株:1年以上は5,000円分×年2回、3年以上は6,500円分×年2回
1,000株以上を1年以上継続保有する株主には、上記に加えて6月30日基準で年1回の特別優待品が贈られる点は変更後も残ります。特別優待品の内容は、詳細決定後に会社ホームページ等で案内される予定です。
優待券の利用条件も変更
変更後は、優待券1枚の額面が1,000円から500円になります。さらに、税込1,000円の買い物ごとに500円券1枚のみ利用できる条件が設けられます。
受け取る優待額だけでなく、会計金額に応じて使える枚数が決まります。実際に利用する際は、券に同封される最新の案内も確認してください。
あわせて、ヴォーグ学園での利用は2026年9月30日で終了し、クラフトハートトーカイ会員ポイントへの振替サービスも2027年2月28日で終了すると案内されています。
2025年の変更との違い
ジャパンクラフトの優待変更は、二段階で整理すると分かりやすくなります。
2025年12月31日基準分から、1年未満の株主への優待を廃止。1年以上と3年以上の2区分へ変更。
2026年12月31日基準分から、保有株数ごとの金額と優待券の利用条件を変更。
つまり、2025年の変更は主に継続保有期間の見直し、2026年の変更は優待金額と使い方の見直しです。
なぜ株主優待を変更するのか
会社は、少数単元株主への優待利回りが高い制度設計などにより、特に少数単元株主が増えたと説明しています。
その結果、株主関連費用は2020年6月期の56百万円から、2026年6月期の186百万円へ増加しました。会社は、制度を変えなければ費用がさらに増えて経営を圧迫すると見込んでいます。
また、2025年6月期に復配し、今後は安定配当を目指せる環境が整いつつあるため、配当を中心とした利益還元と株主優待のバランスを見直す方針です。
少数株主にとっては大幅な縮小ですが、1,000株以上では維持または一部拡充されています。すべての株主を一律に減額したのではなく、保有株数に応じた配分へ組み替えた点も押さえておきたいところです。
実際に優待を使った経験から感じる影響
変更前の優待券を実際に使った記録では、約1,500円の手芸キットを購入し、約4時間半でペンギンの人形を完成させました。作る過程も楽しく、完成したペンギンの人形も気に入っています。子どもも喜んでくれました。優待が新しいことに挑戦するきっかけになり、家族で楽しめる優待だと感じた体験です。
詳しい使用記録は、ジャパンクラフトホールディングス(7135)の株主優待を使ってみた記録で紹介しています。
新制度では100株の年間優待額が500円となり、税込1,000円ごとに500円券1枚という条件も加わります。以前と比べて、少数株主が優待をきっかけに商品を選ぶ機会は小さくなります。一方、1,000株以上では金額が維持・一部拡充されるため、影響は保有株数によって大きく異なります。
このように実際に使って楽しめた優待だっただけに、大幅な縮小は残念です。優待目的で100株から保有を検討する人に対しては、私は今回の変更後、積極的におすすめできる優待銘柄ではなくなったと考えています。
今後確認したいポイント
- 2026年12月31日基準分からの実際の発送内容
- 新しい500円券の有効期限と利用対象店舗
- 税込1,000円ごとに1枚という条件の具体的な会計例
- 1,000株以上へ贈られる特別優待品の内容
- 配当と株主優待のバランスが今後どう変わるか
- 貸株などによる株主番号変更と継続保有期間の扱い
株主優待は会社の判断で再び変更・廃止される可能性があります。今回の条件だけを固定的なものと考えず、利用前・投資判断前に公式IRを確認することが大切です。
まとめ
- 2026年12月31日基準分から制度変更
- 優待券の額面は1,000円から500円へ
- 税込1,000円の買い物ごとに500円券1枚を利用可能
- 100株・1年以上は年4,000円分から年500円分へ
- 100株・3年以上は年6,000円分から年500円分へ
- 1,000株・3年以上は年12,000円分から年13,000円分へ
今回の変更は、100株など少数株主には大幅な改悪です。ただし、1,000株以上では維持・一部拡充されており、保有株数によって評価が分かれます。優待額だけでなく、新しい利用条件と会社の配当方針も合わせて確認しましょう。
本記事は、公式IRに基づく制度変更の記録であり、特定銘柄の購入や売却を勧めるものではありません。株主優待は今後も変更・廃止される場合があります。最新の公式情報をご確認のうえ、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
公式情報・確認日
制度情報は2026年8月24日時点で確認しています。
- ジャパンクラフトホールディングス「株主優待制度の変更に関するお知らせ」(2026年8月10日)
- ジャパンクラフトホールディングス「株主優待情報」
- ジャパンクラフトホールディングス「株主優待制度の変更に関するお知らせ」(2025年6月18日)
この記事の前提
本記事は、筆者が実際に行っている高配当株投資、配当金管理、株主優待利用の記録をもとに作成しています。記事内の数値や見解は、公開日または最終更新日時点の情報です。
出典・確認日
配当金や保有状況は、証券口座の入金履歴、資産管理シート、企業IR・公式資料などを確認して整理しています。確認日:2026年8月24日
投資助言ではありません
本記事は特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断は、ご自身のリスク許容度や資産状況を踏まえて行ってください。
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