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高配当株の累計配当ランキングTOP10|5年以上保有して本当に配当を生んだ銘柄

2026年7月13日

私は2020年ごろから、高配当株を中心とした投資を続けています。今回は、Googleスプレッドシートの「資産管理シート」に記録した2020年から2026年6月までの税引後配当を銘柄別に集計し、累計配当への貢献度を振り返ります。

これは「今から買うべき銘柄」のランキングではありません。購入した理由、買い増した背景、AT&Tの減配やVZの株価低迷といった反省も含めた、私自身の投資記録です。

この記事の前提
金額は資産管理シートの税引後・円換算受取額を集計したものです。特定銘柄の購入・売却を勧めるものではありません。

累計配当ランキングTOP10

上位10銘柄の累計税引後配当は2,278,199円です。累計配当全体の約7割を占めており、配当収入が一部の主力銘柄へ集まっていることが分かります。

順位銘柄累計税引後配当現在の評価
1位MO/アルトリア・グループ329,342円配当貢献は大きいが、保有割合には注意
2位ABBV/アッヴィ311,321円株価と配当の両方が成長
3位T/AT&T285,802円配当貢献は大きいが減配を経験
4位ARCC/エイリス・キャピタル273,651円高リスクを理解して保有、配当面は満足
5位VZ/ベライゾン241,463円配当は維持しているが株価低迷が課題
6位XOM/エクソンモービル230,314円配当と値上がり益を両立
7位IBM/IBM178,772円株価上昇で買い増しにくくなった
8位SPYD/SPYD157,936円分散しながら配当収入に貢献
9位DUK/デューク・エナジー137,296円公益株として安定的に貢献
10位SO/サザン132,302円公益株として長期保有を継続
上位10銘柄合計2,278,199円累計配当全体の約7割
2020年から2026年6月の累計税引後配当TOP10を金額順に示した横棒グラフ
図1:累計税引後配当TOP10(単位:円)
累計配当全体のうち上位10銘柄が約69.6パーセント、その他が約30.4パーセントの構成比を示すドーナツグラフ
図2:累計配当の構成比

高配当株を購入した当初の判断

投資を始めた頃は、参考にしていた投資ブログで紹介されていたことが、銘柄を知る大きなきっかけでした。利回りが高く、長期で配当を期待できそうな銘柄を選び、日本株より配当回数が多い米国株に魅力を感じていました。

一方で、当時は財務諸表や業績をほとんど確認していませんでした。配当利回りを中心に見ていたため、株価下落の背景や、将来の減配リスクを十分に理解しないまま買い増した銘柄もあります。

配当収入を増やすことが基本の目的で、SPYD、AT&T、XOM、ARCCなどはコロナショック前後の下落局面で保有を始めました。VZはほかの株もいずれ回復すると楽観的に考えて買い増し、JEPQはコロナショックとは別に、配当収入が少ない月を補う目的で購入しました。

1位:MOは配当貢献が大きい一方、保有割合に注意

MOの累計税引後配当は329,342円で1位でした。高い利回りと継続的な配当を期待して保有してきた結果、配当収入への貢献は非常に大きくなりました。

ただし、累計配当が多いことだけを理由に保有割合を増やし続けるのは危険です。特定業種・特定銘柄への集中を避け、現在の保有割合と事業環境を確認しながら保有を続けます。

2位:ABBVは株価と配当の両方が伸びた

ABBVの累計税引後配当は311,321円でした。優良企業が株価下落によって高配当になっていると考えて購入し、その後も買い増したことで主力銘柄の一つになりました。結果として配当だけでなく株価も伸びました。

ただし、世界情勢や将来業績を正確に予想できていたわけではありません。購入時期や市場環境に恵まれた、運の要素も大きかったと思います。現在は株価上昇で割安感が薄れたため、買い増す予定はありません。

3位:AT&Tは累計配当上位でも、成功とは言い切れない

AT&Tの累計税引後配当は285,802円です。長い歴史を持つ通信会社で、高配当を安定して受け取れると考え、配当収入を増やす目的で買い増しました。

しかし、2022年に減配を経験しました。歴史の長い会社でも減配は起きると実感した出来事です。減配後も高配当水準と考えて売却せず保有を続けましたが、当時は財務や業績をほとんど見ていませんでした。

財務を確認すれば必ず減配を予測できたとは限りません。それでも業績、負債、キャッシュフローを確認していれば、リスクを理解したうえで保有できたはずです。現在は積極的に買い増す予定はありません。

4位:ARCCは高いリスクを理解して購入した

ARCCの累計税引後配当は273,651円です。投資ブログを通じて知り、高い利回りで配当収入の増加を加速させる目的で購入しました。一般的な大型株よりリスクが高いことは、購入時から理解していました。

BDCとは
Business Development Company(事業開発会社)のことです。主に米国の中小・未上場企業などへ融資・投資を行い、利息や投資収益を得る仕組みです。融資先の信用リスクや景気悪化の影響を受けやすい点は、一般的な大型株とは異なります。

配当実績には満足していますが、誰にでも勧められる銘柄ではありません。楽天証券は2021年12月3日からARCCを含む一部銘柄の新規買付注文の受付を停止しており、公式発表上の理由は「諸般の事情」です。SBI証券もARCCについて、外国投資法人に関する届出が提出されていないBDCとして採用不可銘柄に掲載しています。私は現在の証券会社で新規買付ができないため、保有継続を前提にしています。

公式情報:楽天証券:一部銘柄に対する買付停止措置SBI証券:その他の採用不可銘柄一覧

5位:VZは配当利回りを重視しすぎた反省銘柄

VZの累計税引後配当は241,463円です。ほかの保有銘柄がコロナショック後に回復したため、VZもいずれ回復すると楽観的に考えて買い増しました。

しかし、株価低迷は長く続きました。株価が下がると利回りが高く見えるため割安だと考えがちですが、下落には事業上の理由がある場合もあります。含み損への不安はありましたが、減配がなかったため保有を続けました。現在の保有数量は多いと感じており、今後は買い増しません。

6位以下にも長期保有の主力銘柄が並んだ

XOM:配当と株価上昇を両立

XOMは230,314円で6位です。優良企業が株価下落によって高配当になっていると考えて購入し、結果として業績、配当、株価が回復しました。ただし原油価格や世界情勢を正確に読めたわけではなく、ABBVと同様に運に恵まれた面があります。現在は割安感が薄れ、買い増す予定はありません。

IBM:想定以上の株価上昇

IBMは178,772円で7位です。配当収入を重視して購入しましたが、現在は配当に加えて含み益も出ています。ここまで値上がりするとは思っていませんでした。保有は続けますが、利回り低下により積極的な買い増しは行いません。

SPYD・DUK・SO:配当収入の土台

SPYD、DUK、SOも長期的な配当収入を支えてくれました。高配当ETFや公益株を組み合わせたことで、特定企業だけに依存せず配当を受け取れています。一方で、SPYDも購入当時ほどの割安感はなく、積極的な買い増しは予定していません。

ランキングを見て分かったこと

累計配当ランキングから分かった4点を示すカード。長期保有、配当額と成功の違い、運と市場環境、日本の高配当・株主優待株への方針
図3:累計配当ランキングから分かったこと

安く買って長期保有できた

米国株では、安い時期に購入して長期保有するという高配当株投資の理想に近い運用がある程度できました。割安な時期に購入し、その後に増配された銘柄では、取得価格に対する配当利回りも高くなりました。

累計配当が多くても成功とは限らない

AT&Tは減配、VZは株価低迷を経験しました。累計配当が多くても、含み益・含み損、増配・減配、今後の成長性、投資資金に対する効率まで合わせて見なければ、投資成果は判断できません。

成功には運の要素もあった

ABBV、XOM、IBMがここまで値上がりするとは思っていませんでした。購入時期や市場環境に恵まれた面を、企業成長を見抜けた成果と混同しないようにしています。

円安・ドル高も追い風になった

米国株中心の保有では、円安・ドル高が円換算した評価額や配当額の追い風になっています。ただし為替による増加は企業成長による成果ではありません。将来円高になれば、同じドル配当でも円換算額は減る可能性があります。

今後は米国個別株の買い増しを控える

米国の個別株には以前ほど割安感がなく、ABBV、XOM、IBM、SPYDなどは購入時ほど高い利回りを期待しにくくなっています。保有額上位、1銘柄でポートフォリオの10%近くを占める銘柄、減配リスクが気になる銘柄は増やしません。

今後は利回りだけでなく、業績、財務、キャッシュフロー、事業の成長性、ポートフォリオ内の保有割合を確認します。関連する考え方は投資ルールにもまとめています。

JEPQは割合を決めて買い増しを検討する

米国個別株の買い増しを控える方針の例外がJEPQです。JEPQはコロナショックとは関係なく、配当収入が少ない月を補う目的で購入しました。ポートフォリオ全体の10%を超えない範囲で、新NISAの投資枠を優先した後に投資余力があれば買い増しを検討します。

一気に10%まで増やすのではなく、全体の割合を確認しながら少額ずつ判断します。

今後は日本の高配当・株主優待銘柄を増やす

今後は日本株を中心に、安定した配当と実生活で使える株主優待を両立する銘柄を検討します。優待によって投資の成果を家族との生活で実感できることは、投資を続けるモチベーションにもなります。

高い利回りだけを追うのではなく、無理なく長期保有できること、財務や業績に大きな不安がないこと、家族で利用できる優待で日常に少しの楽しみや贅沢を加えられることを重視します。株主優待一覧もあわせて更新していきます。

配当ランキングはおすすめ銘柄ランキングではない

この順位は、私が実際に保有し、受け取った税引後配当の集計結果です。長期保有していること、保有数量が多いこと、高い利回りだったこと、円安の影響を受けていることなどが順位に影響します。現在の株価や業績を考えると、今から同じ銘柄を同じ数量購入するとは限りません。

まとめ

上位10銘柄の累計税引後配当は2,278,199円で、累計配当全体の約7割を占めました。ABBVとXOMでは配当と株価の両方が伸びた一方、AT&Tでは減配、VZでは利回りを重視しすぎた買い増しを経験しました。

配当額だけでなく、その配当を得るまでに投じた資金、株価、減配リスク、今も買い増したいかまで見ていきます。今後は米国株の追加購入を抑え、日本の高配当・株主優待銘柄を中心にポートフォリオを整える方針です。月別の実績は2026年6月の配当実績、長期の記録は5年間の配当金実績と累計記録、運営者情報はプロフィールをご覧ください。

よくある質問

累計配当が多い銘柄は、今から買ってもよいですか?

累計配当が多いのは、私が長期間、多くの数量を保有してきた結果です。ランキングだけで判断せず、現在の業績、財務、配当性向、成長性、株価水準を確認する必要があります。

含み損でも配当が出ていれば問題ありませんか?

配当を受け取っていても、株価下落や減配によって投資全体では損失になる可能性があります。私はVZを保有し続けていますが、含み損と保有数量を考え、現在は買い増しを停止しています。

配当利回りは何%以上を基準にしていますか?

投資を始めた当初は利回りの高さを重視していました。現在は利回りだけで明確な基準を決めず、業績、財務、増配実績、将来性、保有割合を含めて判断しています。

ARCCは現在も購入できますか?

楽天証券ではARCCを含む対象銘柄の新規買付注文の受付が停止され、保有者の売り注文は受け付けると案内されています。SBI証券ではARCCを採用不可銘柄として掲載しています。取扱状況は変更される可能性があるため、取引前に各証券会社の最新情報を確認してください。

データの集計方法

本記事の配当金額は、運営者が管理しているGoogleスプレッドシート「資産管理シート」の税引後受取額(円)を、2020年から2026年6月まで銘柄別に集計したものです。米国株の配当は各入金時の円換算額を使用しているため、為替変動の影響を含みます。集計方法や過去データの修正により、過去記事の掲載額と数円程度の差が生じる場合があります。詳しい作成方針は編集方針・情報の出典に掲載しています。

免責事項

本記事は、運営者本人の投資記録と経験を紹介するものであり、特定の金融商品や銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。株式投資には、株価下落、減配、為替変動、企業業績の悪化などによって損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

  • この記事を書いた人

ぺろり

地方在住の35歳会社員。妻と子どもの3人家族、住宅ローンあり、車2台必須の家計で高配当株投資を継続中。2025年の税引後年間配当は790,742円、2021年から2026年6月までの税引後受取配当は累計3,210,166円です。SBI証券・楽天証券の実入金データをもとに、毎月の配当実績、株主優待、配当管理アプリ、新NISAを実体験ベースで記録しています。

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